一昔前は不動産の景気がよかったので、審査も厳しく、生活保護の受給者を受け入れてくれる大家さんは少なかったのですが、最近では景気が悪くなり、生活保護受給者も増え、空室も増えたため、アパートに生活保護受給者が入居することも増えました。
しかし、いろいろなトラブルもあります。
空室で悩んでいる大家さんの中には「生活保護の人でもなんでも良いので、入居さえしてくれれば」と思う人もいます。生活保護は受給すれば、行政からお金が振り込まれるので、大家さんとしては家賃のとりっぱぐれがないと言って、入居させたいと思っている人もいますが、生活保護受給者の中には面倒な人がいるのも事実です。
もちろん、住んでいる建物をとても丁寧に使ってくれて、礼儀正しくちゃんとしていて、病気や身体の関係で働けなく、仕方なく生活保護を受けている人もいますが、中には元気で働けそうで若いのに生活保護をもらっている人で、偉そうで態度も悪い人がいます。なぜかそういう人は、普通に生活している人より偉そうな場合もあり、大家さんを困らせます。
・廊下いっぱいに鉢植えを置く人
その人はワンルームアパートに住んでいて、年齢は40歳中盤くらいの女性で、どういった経緯で生活保護を受けているかはわかりませんが、いくら注意しても廊下いっぱいに鉢植えを置いていて、いっこうに片付けてくれません。
それどころか、どんどん鉢植えが増えて隣の部屋の入口近くまで置いています。幸い隣の部屋は空室なのでよかったですが、そんな状態なので隣の部屋を借りてくれる人はいません。
いくら注意しても「家賃を払っているんだからいいでしょう!」と逆切れをされて、片付けようという気持ちが、まったくありません。
結局、今でもその隣の部屋は借りてが付かない状態です。
・エアコンが壊れてキレる
夏にある部屋の住人から連絡があり、「エアコンが壊れたのでいますぐ来い!」というので、すぐに部屋に伺いました。その部屋の住人は30代前半で、どこからどうみても元気で働けそうですが、生活保護を受給しているということでした。
とりあえず、エアコンを見てみるとリモコンも正常ですし、作動はするのですが、冷風が出てきません。業者に見てもらわないと無理そうだったので、エアコン業者を手配して最短で来てもらおうと連絡したのですが、時期的にいそがしい時期だったので、どんなに急いでも次の日にしか来られないという話でした。
丁寧に謝ってそのことを告げると激昂し、「こんなに暑いのにエアコンが動かないなんて、殺す気か!」と怒られました。その日は、そんなに暑くなかったですし、死ぬことはないのですが、散々怒られました。
・よくある話
大家さんや不動産屋の人と話をすると、こういった話はよくある話なので、盛り上がります。もちろんすべての生活保護受給者ではなく、特定の人だけなのですが、なんで生活保護受給者の特定の人ってあんなに偉そうなんでしょうか?
生活保護でもなんでも入ってくれれば家賃が助かると考えている大家さんがいましたら、一度考えてみたほうが良いかもしれませんよ。
税金を払っている大家さんが、その税金で住まわせてもらっている人に怒られるのって、ものすごい理不尽を感じます。