アパートやマンションにゴミ置き場が設置してある場合、そのゴミ置き場の管理はもちろん大家さんが行わなければいけません。
しかし、ゴミ置き場の管理って結構大変なんです。特に外国人が多く住んでいるところはものすごく大変です。ゴミ置き場の管理が大変で嫌になってアパートを売ってしまった人もいるくらいです。
では、なぜ外国人はきちんをゴミを片付けてくれないのでしょう?
多分、
・ゴミの仕分けが外国人には難しい
・いつ捨てていいのか良くわからない
・人材派遣会社など、入居者がコロコロ変わる
・そもそもゴミの分別に関する意識が低い
などが考えられると思います。
・ゴミの仕分けが外国人には難しい
最近、ゴミの仕分けがどんどん大変になってきた気がします。日本人でも地域によっては複雑すぎてわかりません。自分も最近クリーニング屋でくれる固いプラスチックのハンガーをプラゴミで捨てたら燃えるゴミで捨てるように注意されました。
電話で問い合わせをしても、詳細を教えてくれなかったり、「分別表を見てください」って言われて終わったり。正直、地域によっては日本人でもわからないことが多いと思います。
日本人でもわからないのであれば、外国人に理解してもらうのはもっと大変だと思います。
日本全国同じルールであればまだ良いのですが、市町村ごとにルールが違って覚える方は大変です。しかも、ゴミをしっかり仕分けしないと持って行ってくれないこともあります。
残ったゴミは本来なら出した本人が持って行くのが普通ですが、取りにこないでいつまでもゴミ捨て場に残っている場合は、大家さんが分別してゴミ袋を詰め替えて処理するしかありません。
これは結構大変ですし、かなり精神的にもつらいです。不動産管理会社に管理をお願いしている場合は任せればいろいろと対策を考えたり、対応したりしてくれますが、中には処理費用を請求する会社もあり、その負担は大家さんにかかってきます。
・いつ捨てていいのかわからない
これも守られないことが多いのですが、ゴミの回収スケジュール表を渡してもちゃんと読んでくれない人がいます。
しかも、ちゃんと何か国語かのゴミカレンダーを自治体が用意してくれるのですが、渡してもしっかり読んで時間と日付を守ってくれない人がいます。まあ、これは日本人でもいると思いますが。
いつ捨てて良いのかわからないとどうするかというと、好きな時間に捨てようと考えます。好きな時間に捨てるとゴミが残ってしまってカラスや猫に荒らされたりします。
これを最終的に片付けるのは大家さんか不動産管理会社です。
・人材派遣など、入居者がコロコロ変わる
最近多いのが人材派遣会社などの「会社契約」です。会社契約をして入居者が変わったときには連絡するという約束をするのですが、大きな会社はともかく小さな派遣会社は結構適当です。
入居の前の説明で必ず、
・入居者が変わったら連絡すること
・新しい入居者にはちゃんとゴミ捨ての説明をすること
・もし、入居者がゴミ捨てのルールを守れなかったら処理費用を会社が負担すること
などの説明をしますが、それでもゴミが適当に捨てられます。人材派遣会社の担当者に連絡しても、自分たちはちゃんと説明しているから自分たちの社員じゃないと突っぱねられます。
一度、頭にきたので毎回、放置されたゴミの分別をしているときにチェックしていたら、宅急便の伝票が証拠として出て来たので、ゴミの処理費用を請求することができました。
しかし、処理費用が欲しいわけではなく、ちゃんとルールを守ってもらったほうがゴミの問題に関わる時間が節約できて大家さん的には助かるのですが、そんな簡単にはいきません。
人材派遣会社と契約する際には注意しましょう。
・そもそもゴミの分別に関する意識が低い
アメリカなどでは、ゴミの分別は「仕事を作るための仕事」と考えられていて、そもそも分別をする意識がないと聞いたことがあります。ゴミを分別したことが無い人からするとなんで分別するのかわからないようです。
他には、最初から分別する気がない人もいます。
これは、外国人に限らないことですが、そもそもルールを守る気がない人はゴミの分別なんてしません。
そういう人は生活が全体的にルーズで、家賃の滞納なども平気ですることもあるので、そもそも入居させるべきじゃ無い人ですが、そう言う人を書類だけで見抜くのはなかなか難しいことです。
差別するわけじゃないですが、外国人が多いとルールを統一するのが難しくなります。
もし、中古物件の不動産投資をするのなら入居者に外国人が多いかどうかは気にした方が良いと思います。
こういう場合の対応策としては、「きっちり話し合う」しかありません。ルールを守れるまで徹底して叩き込みます。時間と根気のいる作業なので大変です。